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情報化社会におけるテープ起こしの変革

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テープ起こしという業務を始めて早16年となりました。皆さまには長きにわたりご愛顧いただき誠にありがとうございます。

さて、2012年四半期の音声媒体比率を見てみますと、ICレコーダーが80%、DVDビデオが17%、MDが2%、カセット1%、miniDVとVHFとマイクロカセットは0%です。第1期全盛であったカセットテープ、第2期王座のMD、そして第3期の現在はICレコーダーがその首位を確保しています。

カセットテープの音声を原稿化することから生まれた「テープ起こし」という呼び名ですが、情報化社会の発展により録音機種も多種多様に変化してきました。今や一番のご依頼数となるICレコーダー(音声ファイル)は、仕事の上では会議や商談の記録などに欠かせぬアイテムとなりました。一方、カセットテープはご依頼数は少なくなったものの、まだまだ健在ですし、音の美しさで魅了したMDについても、わずかながらご依頼はあります。しかし、カセットテープもMDも機種の買い替え時期を迎えると次第にICレコーダーへ移行しているようです。また画像と音声を記録するDVD録画も手軽に使われるようになり、miniDV、VHSビデオは、ほぼDVDの媒体に取って代わってきています。

録音・録画機器の進化と時を同じくして、コンピューターやインターネットをはじめとする情報技術の発展・普及に伴うIT革命があります。IT革命によりテープ起こしの業務スタイルも大きく変化してきました。コンピューターで入力して原稿を納品するという作業工程はもちろんのこと、それに加えてインターネットを経由して音声や画像を一瞬にして送ることができるようになりました。今までは音声の引き渡しに必ず輸送の段取りが必要でしたが、インターネットを経由することで輸送コストと輸送日数を削減できるので、お客さまにとって、より早く、より低コストという大きなメリットにつながりました。さらに、ここ2年ほどでICレコーダーの録音機能がますます向上し、場面に合わせた録音を選択することによって、より美しい音声を捉えることができるようになりました。こうしたICレコーダーの機能向上は音声原稿化の質の向上に直結して、お客さまの満足度はより高いものとなりました。

「テープ起こし」とは、録音や録画されたメディアを文字化して原稿を作成する技術です。昔ながらの「テープ起こし」という呼び名に加えて、IC起こし、音声起こし、MD起こし、DVD起こし、ビデオ起こしというように言われることあります。ほかには、文字おこし、原稿おこし、録音おこし、書きおこし、音声おこし、逐次反訳、録音再生原稿、録音再生、テープライター、トランスクライバー、ボイスライターといった呼び方もあります。また、テープお越し、テープオコシ、てーぷおこし、テープ興し、テープおこしという表記も見られます。英語ではtranscriptionと呼ばれます。業種区分では、文字を記録することから「文書記録」「文書作成」、または「速記」に入ります。

このようにさまざまな呼び名を持つ「テープ起こし」は、音声を文字化して記録する業務として、めざましい情報化社会の発展とともにより速く便利になりました。今後もネットワークの活用によって時間と距離を超えて、皆さまのより身近な存在として、ますます効率的な業務活性につながるものと考えています。