テープ起こしは、音の世界からその場を忠実に再現

テープ起こしの世界はどんな世界でしょうか。

ビデオテープは画像がありますが、カセットテープなどのテープ起こしは音だけの世界ですから、非常に限られた世界です。
全く「音」だけ。

そのたった一つの情報源である「音」から、私たちテープ起こし屋は「音」の周りにあるすべての状況をつかもうとします。その作業中は、もう体全体が耳だけになってしまったような感じさえします。

録音状態がよくない場合は、その発音や抑揚、話し方の癖、そして前後の内容から、言葉を拾い上げつなぎ合わせていく作業が終始続きます。この場合には通常の2倍から3倍の時間と労力がかかります。
テープ起こしは「音」が命です。

そして、どんな場合でも会話の内容を忠実に再現しなければなりません。
たとえ聞き取れなくても、たぶんこんなことを言っているのだろうという憶測で、原稿に書き加えることは御法度です。
テープ起こしの任務は、「あくまでも、その場を忠実に再現すること」にあります。

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テープ起こしの音の世界

五感とは、動物や人が外界を感知するための感覚機能を5種類に分類したもので、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をいいます。人間は音を聞き、この五感、特に視覚と聴覚を使って、その意味を理解します。耳で話を聞き、目で見た人の表情、口の動き、しぐさなどから、その言葉に含まれるニュアンスや感情をも推察します。

例えば近くで道路工事をしていて工事の音がするとしましょう。それで時折ちょっと聞き取れなかったとしても、あやふやだった音声は、口の動きや表情、手の動きなどの視覚の情報源から明確な意味を持った言葉として認識されます。それは意識せずとも自然に行われ、その場のあらゆる情報から必要なものをチョイスしています。わからなければ、目の前に相手がいるのですから聞き返すこともできます。

では、触覚、味覚、臭覚はどうでしょうか。話を耳で聞いて、目で見て確認して、さらに触って、味わって、嗅いで、実体験を伴って正確に物事を理解していきます。話を理解する上では付随的であるようでも、その真を理解するためには欠かせないものです。触る、味わう、嗅ぐという体験を加えることでより理解が深まります。

では、テープ起こしの世界はどうでしょうか。録音された音を文字化していくテープ起こしは、全く音だけの世界になります。ビデオであれば画像がありますが、そのほかは音のみです。基本的に音からすべての内容を理解することになりますので、ただ1つの情報源である音はとても大切なものとなります。たとえ録音状態が悪くて音があやふやであっても、その場で聞き返すことはできません。ビデオの画像に口の動きが映っていれば、これで確認することもできないことはありませんが、その言葉すべてを口元で読むのはまず無理でしょう。まず第一にしっかりした音で録音することは必要不可欠です。

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テープ起こしとは何か

テープ起こしは、逐次反訳、文字起こし、原稿起こし、テープライター、テープリライト、トランスクライバーとも言われます。

たまに、テープお越し、テープ興しという表記も見かけます。

テープ起こしとは、録音や録画されたものを文章にすることを指します。

インタビューや講演、授業、会議、シンポジウム、分科会など、さまざまな場面で録音や録画されたものの音声を文字に直して原稿にします。

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音声認識ソフトは話者1人の口述記録用

音声認識ソフトは各社で発売しています。
マイクに向かって話すと文書の入力をしてくれます。

キーボード操作が苦手な人はもちろんのこと、
大量の文章を入力しなければならない人にとっても非常に興味のあるソフトでしょう。

このソフトは1人で口述記録をする際に、本領を発揮します。
複数の人が話すしている会議のようなものは、うまくいきません。

規定の文章を読み上げて、声の特徴をすり込ませる作業「エンロール」が必要となります。
これを行った後に、いよいよ稼動となります。

声質や抑揚を覚え込ませて、ある程度間違いなく文章化してくれるまで「育てる」作業は、少しばかり時間と労力がかかります。でも、最近では「エンロール」作業を短縮したり、省略できるソフトも登場しました。付属のUSBマイクは、パソコン機器の干渉を受けないので認識率が上がるらしいです。

テープ起こしでは、やはり打ったほうが速いと思いますが、
これぞと思われる方は試してみるのもよいでしょう。

Posted in 4.昨今の録音機器情報 | Leave a comment

USB内蔵のICレコーダー

録音をしたけど、
さて、パソコンに取り込むときになって、あれ? 別に何か買わなくちゃならないのか……、え~、ガックリ。
なんてことになったことが、あります、あります、私も。

本体も結構高いのに、
そのうえ別に、パソコンとつなぐコードや読み取りソフトがセットになったものを買わなければならない。
うわーっ、もうそんな余裕ないんですけど……なんてね。

だけど、そんな心配は一切ない機器があります。
そうです。本体1つでパソコンに取り込めるのです。
録音したら、本体のカバーを外すとUSBが現れます。
それをパソコンに差せばいいだけです。
専用のソフトのインストールは必要ありませんよ。
普通のUSBメモリからデータを移行させるのと同様に移せばよいのです。
何と言ってもお手軽で、楽です。楽。


OLYMPUS Voice-Trek V-51

Posted in 5.山とある録音機器 | Leave a comment

外付マイクがいらないICレコーダー

あったんですね、こんな便利なものが。
よぉっ! 待ってました。パナソニックさん、拍手喝さい。
ICレコーダーがズームマイク搭載になって、外付マイクをつける必要がなくなったんですね。
それがPanasonicのICレコーダー RR-US570とRR-US590です。
ズームマイク機能を高感度にして、
人の声の帯域でズーム効果が得られるようになっているのが最大の売り。
本体裏にスタンドがあり、机上において集音をしっかりしてくれるので、
狙った音がクリアに録音できます。形式はMP3。
また、録音ポジションスイッチがあり、
一人の録音用「ズーム」、複数人の会議用の「ワイド」、お好みに録音できる「マニュアル」を選ぶことができます。つまり、その場に合った集音ができるというわけです。
左シルバーのRR-US570は、内蔵メモリが1GBで10,000円前後。
右のブラックのRR-US590は2GBで15,000円前後になります。


Panasonic ICレコーダー ブラック.

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8.マイクの声がうまく拾えないときは…

話し手の声がスピーカーから会場へ流れているとき、
その会場音を別の機器で録音すると
ハウリングをしたり、エコーが効いてしまったり、室内で音がはね返ってしまったりということがあります。
そんなときは、マイクと録音機器とスピーカーをコードでつなぎましょう。
とてもクリアに録音することができます。

Posted in 6.録音方法のプチ技 | Leave a comment

7.念のために2台で録音します

本番では、できたら2台の機器を用意します。
そして2台で同時に録音します。
電池切れや故障で機器が動かなくなるなどの事態を救ってくれます。
また、カセットやMDの入れ替えのときに録音できなかったところは、もう1台がきちんと録音してくれます。

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6.音のボリュームを調整しましょう

録音機器が設置できたら、試し録音です。
いきなり本番は危険です。
会話を録音して、音のボリュームを調整します。
ボリュームとは機器の音量「大~小」のメモリ(つまみ)のこと。
このボリュームは録音の音量に影響する機器もありますので、最初にとりあえずボリュームを大にしておきます。
比較的大きな声で試し録音をしましょう。
再生はボリュームを落としてから再生してください。
大きな声で話したときに、会話が歪みなく録音できるボリュームに設定。
ボリュームが小さすぎるとノイズが増え、テープ起こしが困難な場合があります。
声が歪まない程度を最適位置として本番の録音をします。

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5.マイク位置のセッティング

話し手の前に外付マイクを設置するのがベスト。
セッティングを少し工夫してみましまょう。
会議など複数の話し手がいるときは、マイクを囲んで円陣を組んでイスに座りましょう。
それが無理なときは、少々面倒ですが、話者にマイクを渡すようにしましょう。
話し手のすべてがマイクとの距離を同じにするように配慮するとよいでしょう。
外付マイクがないときは、
内蔵マイクのついた機器の周りに皆さんが座って話してみましょう。

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