「巻き戻し」と同じ末路か、「テープ起こし」

もう「巻き戻し」という言葉は今の子に通じない。そういうテレビ報道に先日驚いたところです。そう言われて、あらためて自宅のリモコンを確かめてみると、確かに「巻き戻し」ではなく「早戻し」という表現になっていました。

DVDが出てきた1997年ごろから、器機メーカーでは次第に「巻き戻し」という表現が消えていったようです。ビデオカセットテープではなくDVDになれば、前のシーンに戻って再生するときにテープを巻き戻すわけではないので、「巻き戻し」が使われなくなるのも当たり前と言えばすごく当たり前であったわけです。

同じよう見てみれば、「テープ起こし」という言い方も昔の名残です。音を録音すると言えばカセットテープであった時代に生まれた言葉が、今でもそのまま使われています。まだまだ「テープ起こし」という言葉は多くの人に通じていると思いますが、そろそろ「音声起こし」に市民権が移りつつあるようにも思います。個人的には「テープ起こし」のほうがしっくりくるのですが、それはもう古い世代だからなのでしょうか。

小さなころからICレコーダーやDVDレコーダーで育ってきた人たちが社会人になるころ、つまり2020年ごろには「テープ起こし」という言葉が完全に通じない世代が出てくるでしょう。まあ、そのころにはまた新しい音声媒体が登場しているかもしれませんから、新しい呼び名「○○起こし」もきっと生まれていることでしょう。

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