テープ起こしで出会った言葉「新しい公共」とは一体どんなものなのでしょうか。
6月4日、「新しい公共」宣言が出されましたが、この「新しい公共」とはどういうものなのでしょうか。
この宣言は「新しい公共」円卓会議で表明され、会議の趣旨については内閣府のHPで以下のように紹介されています。
「新しい公共」円卓会議とは、第173回国会における所信表明演説に基づき、「新しい公共」という考え方やその展望を市民、企業、行政などに広く浸透させるとともに、これからの日本社会の目指すべき方向性やそれを実現させる制度・政策の在り方などについて議論を行うことを目的として開催する会議。
古来、日本の人々はお互いに生活を支え合うことで、社会をつくり上げてきました。そうした支え合いが失われつつある現在、人と地域の絆を再確認し、自らがつくり参加する協働社会を「新しい公共」と呼んでいます。
この考え方は今に始まったものではありません。テープ起こしでも以前からこの動きを見て取ることができました。協働社会への意識啓発として、まちづくり構想計画などの協議会やワークショップへ市民の参加を募っております。
ここで、あらためてこの宣言が行われたことには、どんな意味合いが含まれているのでしょうか。
どちらかというと今までは、役所が協働の考え方をレクチャーし、その場を提供してきました。行政による啓蒙啓発です。これからは、さらにそのレベルを上げて、地域人の自主的で主体的なまちづくりを目指しますから、協力してやってくださいよということです。これは住民ばかりではありません。その地域にある企業もその役割を担いましょうという呼びかけなのです。
テープ起こしで遭遇言語、「新しい公共」。