2021年、ゴールデンウィークを迎えた東京は眩しいくらいの青空。平穏なGWならばこの天気にうきうき気分も高まるのでしょうが、残念ながら去年に引き続き今年も緊急事態宣言による不要不急の外出・移動の自粛となりました。それならばと天気のいい日はベランダを絶賛活用中です。青空天井の下で仕事中です。
さて、本日の文字起こしは、医薬に関するインタビューです。多くの人が一堂に会してトークが繰り広げられるようなことはコロナ禍ではほとんどありませんが、こうした情報交換と共有の場はあらゆる業種でとても大切です。専門性が高く常に進化し続け、人の命をあずかる医療分野では、なおのことそうした場はとても有用なのでしょう。
いろいろな分野で昨年後半からZoomなどを利用したWeb会議が行われるようになり、一対一、または複数人で会議やインタビューが行われるようになっています。コロナ禍で途轍もない忙しさに追われながらも、医療分野でもこうした動きは見られています。
ZoomやWeb会議の動画では、その場で資料を提示しながら進められることも多くあります。通信環境の影響により音声が不明瞭になることもありますが、専門用語が多く難易度の高い分野では動画内の資料が参考になることも多々ありますので、動画内と同じ資料を別ファイルでご用意いただけることもあります。音声だけでなく、目から確認できる資料や話者の口の動きから不確かな音声が適切に聞こえてきたとき、これは音声起こしの醍醐味の一つです。
聞き取れない音声も、資料とつき合わせることで初めて意味のある言葉として聞こえてくることもありますが、不明瞭な音声の救出作業は通常の作業の2~3倍の時間を要します。当然ながらその作業には限界もありますので、録画・録音の状態を良好に保つように配慮することが最善であることは言うまでもありません。