音声認識ソフトは各社で発売しており、マイクに向かって話した音声を文書の入力するソフトです。
キーボード操作が苦手な人はもちろんのこと、大量の文章を入力しなければならない人にとっても非常に興味のあるソフトでしょう。
このソフトは、1人で口述記録をする際に一番能力を発揮します。複数の人が話している会議のようなものは、音声認識が難しくなります。
作業前には、規定の文章を読み上げて、声の特徴をすり込ませる「エンロール」という作業を行ってから、いよいよ本稼動となります。声質や抑揚を覚え込ませて、ある程度間違いなく文章化してくれるまで「育てる」作業は、少しばかり時間と労力が必要です。
最近では、この「エンロール」作業を短縮したり、省略できるソフトも登場してきました。付属のUSBマイクはパソコン機器の干渉を受けることがなくなり、認識率も向上させているようです。
複数の話し手がいる会議などの場合は、会議の音声を聞ながらマイクに向かって同じことを復唱していけば、音声認識ソフトを入力することは可能です。会議の話を聞いてて、音声再生をいったん止めて、そしてマイクに向かって話して入力を行う。これが簡単そうでいて難しいのです。音声30秒ほどでもやってみるとわかると思いますが、途轍もなく煩雑で面倒な作業だということです。この方法で音声認識を10分も続けられる人間は皆無なのではないかと思います。