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録音・録画方法のプチ達人

会議録・議事録・インタビュー・講演会などを録音・録画するときのコツです。
文字起こし用にうまく収録するポイントをチェックしてみましょう。

1.まず録音・録画機器を用意します。

機器の動作を確認します。

皆さんの手近にある機器は何でしょう。
ICレコーダーであったり、カセットなどを挿入して録音するMD・カセットテープ・マイクロカセットであったり、ビデオカセットであったり、さまざまでしょう。まずは、電池、充電池は十分か確認しましょう。

2.録音・録画モード

モードは、高レベルを選択します。

●ICレコーダー(音声データ、ファイル)
標準、また高音質モードで録音します。長時間録音モードは、ノイズが多くなり、音を拾う能力も低下します。

●MDレコーダー
録音機器も長時間録音モードではなく、できるだけ標準を選択します。

●カセットテープレコーダー
2倍速や3倍速録音は極力避けて、標準で録音します。

●マイクロカセット
標準と2倍録音の2つが装備されていると思いますが、こちらは標準で録音しても、コンパクト機能のため音はよくありません。2倍速録音は、さらに音を拾う能力は下がります。意味のある声としてキャッチできる範囲は、機器の周囲30センチ前後ぐらいであることを意識して録音しましょう。

●miniDV、デジタルビデオカメラ
画像と音声を一緒に録画するビデオカメラも高画質の高レベルを選択します。

簡単に言うと、小さくコンパクトに録音すると記録量が少なくなるので、拾える音の範囲が狭くなって、小さな音が拾えなくなり、ノイズも生まれます。小さくコンパクトに圧縮したものは持ち運びにも管理するのにも便利ですが、音に大きな差が出ることをお忘れなく。

特に会議録や議事録では話者が多くなるので、マイクと話者の距離が近い人もいれば、離れた位置の人もいることになります。小さな声もしっかり拾えるように、できれば高音質で録音することをお勧めします。仕上がり原稿に大きな差が出ます。

3.収録する場所

もちろん静かなところを選びます。

静かな一部屋を確保できれば十分です。不可能なときには、なるべく静かな場所を選びましょう。

機器は周りの雑音まで忠実に録音しますのでご注意ください。
喫茶店でインタビューをするときは、厨房やレジから離れたところがいいでしょう。

4.マイクや機器の設置

マイクと話者の間は、できるだけ近い距離をキープします。

インタビューなどで2人の声を録音するときは、机に向かい合って座り、机の上に録音機器を置けば外付マイクは必要ないでしょう。

3~4人の声を録音するときは、録音機器を取り囲んで丸く輪になって座るようにすれば、マイクがなくても録音は可能です。

5人から10人ぐらいになると、録音機器に内蔵されたマイクでは頼りなくなってきます。外付けのマイクをつけて、それを囲むように座ります。最近のマイク一体型のICレコーダーは外付マイク並みに機能が向上しているものもありますので、外付マイクが必要ないこともあります。

広い講堂のような会場のときは壇上の机にマイクを設置します。会場から質疑応答をもらうときは、少々面倒でも話者へマイクを渡してから話すようにしてもらいましょう。これが一番確実です。

5.機器を設置して、試し収録

ああ~、本日は晴天なり。

いきなり本番は危険です。時間に余裕を持ってください。
実際に収録する会場で録音・録画をして、再生して確認してみましょう。

録音するときの再生ボリュームは「大」にしておきましょう。
再生ボリュームが収録音量に影響する機器もありますので、とりあえずボリュームを「大」にして試し収録をして、音が歪まない程度のボリュームに定めます。

6.2台の機器で同時に収録すれば、なお安心

2台の機器で、人数の多さとハプニングに対応します。

突然、機器が動かなくなっても、もう1台があるから大丈夫です。

10人前後の参加者による会議などで外付マイクを用意できないときは、2台の設置場所を工夫して対応します。
円陣を組んで、ある人の前に1台を録音機器を置き、対称となる向かいの人の前にもう1台を設置します。これで内蔵マイクと話者との距離が平均して縮まることになります。

文字起こしHINAでは、この設置場所が違うものを両方お聞きして、1つの原稿を作成することも承ります。2本合体の文字起こしも、サービス価格でご提供いたします。

これであなたも録音のプチ達人

収録機器の下にハンカチを敷きます。

収録機器を置いた机の上でメモを取るときは機器の下にハンカチやタオルを敷きましょう。机上の作業音が弱まります。

また少し高度になりますが、話者の声が小さくて聞き取りづらいと思った瞬間に、進行役が話者の言葉を復唱しながら話を進めていくとよろしいでしょう。

いざ、録音の場へ出陣です。

テープ起こしのICレコーダー図鑑に、ICレコーダーを中心に録音機器が紹介されています。