文字の起こし方
文字起こしの起こし方は大きく分けて、以下の3段階です。
このほかにも、お客さまのご要望に応じて原稿を作成いたします。
1.素起こし
一言一句をすべて完全に正確に聞こえるとおりに起こします。
「あー」「あっ」「えーと」「あの」「その」という間投詞や、「やはり」「ちょっと」「いわゆる」など連発する癖言葉もすべて発語のまま文字に起こします。
ご希望によって喜怒哀楽の所作を入れます。「アッハハハ(爆笑)」「フフフ(笑)」、「ウッ(涙)」という感じです。
発言をそのまま原稿に再現する必要がある場合にご指定ください。
【用途例】
看護・医療現場などの聞き取りインタビュー、裁判用
2.ケバ取り
「あー」「あっ」「えーと」「あの」「その」などの間投詞や、「やはり」「ちょっと」「いわゆる」など連発する癖言葉など、意味のない言葉(ケバ)を削ります。誤解を招くような「てにをは」は直しますが、それ以外は手を入れません。
言い直しは「大きい――大きいというか、数が多いんですよ」とそのまま表記します。話者の心情をそぎ落とすことなく文字化しますので、会話のニュアンスを見ながら編集する場合にお勧めです。
対談・インタビューでは会話のニュアンスを生かすため最小限のケバ取りになります。
【用途例】
執筆編集用、雑誌・書籍出版のためのインタビュー、社内会議
3.整文
「あー」「あっ」「えーと」「あの」「その」などの間投詞や、「やはり」「ちょっと」「いわゆる」など連発する癖言葉など、意味のない言葉(ケバ)を削ります。さらに言い直しや重複している言葉を整理して読みやすくします。35字以上にわたる長文は途中で区切ります。倒置法は強調などのニュアンスを生かすためにそのまま残すこともあります。話者の発言をできるだけそのまま残すことに重きを置きます。
【用途例】
シンポジウム、講演会、議事録、会議録